リクルート「リクナビ」初のテレビCM ——「学生を応援」思いアピール(広告戦略)
日経産業新聞の話題から。
「私たちは応援します。就職したいと願うすべての人を」。
これ、2007年2月に放送をはじめた「リクナビ」のテーマ。
覚えている人も多いのではないでしょうか。
そう。
山田悠子という学生が就職活動を行っていて、
スポーツバーでサッカーのサポーター風の山田の応援団が
スクリーン越しに見守るというCMです。
個人的にはこのCM、大好きでした。
それで、なぜ、このCMを取り上げたかというと、
このCM自体がリクルートがとった重要な戦略だったからです。
以下は、日経産業新聞に掲載されたコメントを引用。
実は同社がリクナビのテレビCMを作ったのは、1996年のサービス開始以来初めて。
就職を希望する学生のほとんどが利用する“必需品”になったリクナビがなぜいま、
テレビCMなのか。
HR統括カンパニーの小川安英ゼネラルマネジャーは、
「作り手と利用者の関係性が薄まった」ことを理由に挙げる。
「ツール」としての性格が強いネットは、
紙媒体に比べて作り手の気配を利用者が感じにくい。
競合サービスが増え、機能的な差がなくなる中で、
「自分たちはどこよりも学生を応援しているということを
伝えたいという思いが強かった」と小川氏。
CMに登場するサポーターは、リクナビ関係者の思いを代弁する「分身」でもある。
ということで、自分も意外でしたが、
リクナビってCMやったことがなかったんです。
確かに、インターネットの中では、もう機能や使いやすさの方が
よりユーザーが求めるものだったりするのかもしれません。
その作り手としての想い、それを伝える意味でもこのCMが果たしたことって
すごく大きいんだろうなぁって思います。
実際にこのCM、YouTubeの再生回数が10万回を超えているんです。
それに著作権の問題ですぐに削除されることが多いCMですが、
これだけはずっと残っているんですよね。
そこら辺も、リクナビが狙う戦略が見えかくれするわけです。
転職の話とはちょっと違いましたが、
面白いネタだったので、紹介してしまいました。
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【エントリー:2007年10月25日】

